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HBOC(遺伝性乳がん卵巣癌がん)症候群と診断された30代パート主婦の話【手術編】

海 身体のこと
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こんにちは。

HBOC症候群と診断され、R7年(2025年)2月7日に子宮卵巣摘出術を受けました。

今までの経過は以前の記事に記入してあります。

よかったら見ていただけると嬉しいです。

普通に暮らしていた30代パート主婦が遺伝子検査を受けた話③

HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん)と発覚したパート主婦【乳がん検査編】

父が原発不明癌でR3年に亡くなりました。その治療中に遺伝子検査を受け、BRCA1と診断されました。私もこの一緒の遺伝子があることが検査をし分かりました。

この遺伝子は、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、すい臓癌、悪性黒色腫などの癌の発症リスクが高くなります。

乳癌は特に高いですが、これは検査をし早期発見をするしかありません。保険外ですが、乳房全的術で予防もできますが、金銭的にも精神的にもまだそこまでの勇気はなく、検査を続けていくつもりです。

膵臓癌については消化器を受診し、確認してもらっています。

怖いのは卵巣癌。症状が出た時には手遅れの事が多く、転移がしやすい癌になります。また、BRCA1の人がなる卵巣癌は悪性性が強く、HBOCと分かった場合の対策として、ガイドラインにも

リスク低減卵管卵巣摘出術(卵巣がんのリスクを下がるために、がんを発症する前に両方の卵巣および卵管を切除する手術)が、出産を終えた後、典型的には35-40歳で受けることが推奨される。(JOHBOC参照)

と記載があります。

卵巣癌は抗がん剤の種類も少なく、(昨年数個承認されたみたいですが)、癌になってからの治療は難しいと言われているそうです。

遺伝子科や、婦人科の医師にも手術をすすめられ、手術をする決心をしました。

私の場合、癌と診断されたわけではありません。そのため、最初は保険適応外と言われ、60万-80万円程の値段がかかると言われました。

子宮筋腫などがあると、子宮と一緒に卵巣もとることができるため保険適応となるのですが、子宮筋腫もありません。

しかし、受診した時から貧血があり、月経過多、子宮内膜が厚いということから子宮を摘出することに保険適応となり子宮、卵巣と摘出することとなりました。

手術方法

手術の方法は腹腔鏡です。今回はダヴィンチSPを使用し、手術をしてもらうこととなりました。

今までのダヴィンチは傷が5か所できるのに対し、ダヴィンチSPは傷は一か所でよく、より侵襲が少なく、整容製性を向上させたロボット手術になると言われ、SPを選びました。ダヴィンチSPという機会は、日本で10施設程しか扱っていないと主治医が話していました。

SPの方は日にちも限られており、手術を決めてから約半年待ちましたが、痛い傷が一か所の方がいいと思い、また数か月単位で急ぐ体でもないため、手術は2月に決まりました。

手術まで

予めの外来で術前検査等を受け、手術日前日の2月6日に入院。

入院後に手術の詳しい説明、麻酔の説明を受け、同意書にサインをしました。

前日は1分程で終了するお臍の掃除のみで、他は特にすることなく過ごしました。

手術

当日。2件目だったため、12時半くらいと言われていましたが、結局呼ばれたのは13時15分でした。

昼くらいから急にドキドキとしてきます。

夫と、県外から実母がきて付き添ってくれました。

背中から硬膜外麻酔というものをし(思ったよりも痛くなかった)、全身麻酔をかけられます。

気づくと手術が終わっている状態です。

所要時間は約4時間程。目が覚めた瞬間から傷の痛みがおそってきます。

傷はお臍あたりに3㎝程の傷です。

手術はありがたい事に問題なく終了しました。

術後

術後はとにかく「痛い」。

傷は痛み、また、手術中に20度程頭を下にして傾けているため、肩や胃も異常な痛みを感じました。

寝返りすらできない状態でした。

また、呼吸器をしていたためか喉がおかしい。痰がでてきます。でもその痰でせき込むと傷が痛い。もうどうしたらいいか分からない状態でした。

術後4時間後から水分がとれました。

次の日、朝から歩くことができ、トイレへいけるようになりました。

お昼から食事がでてきました。食事が5割以上とれたら、点滴を抜針してもらえると言われ、必死に食べました。

手術後2日目の夕方に背中に入っている硬膜外麻酔を抜いてもらい、シャワーができるようになります。

このように、びっくりするスピードで離床が進んでいきます。痛みはもちろんあり、鎮痛剤をもらいながら、離床を目指していきます。

動かないのは癒着、イレウスの原因にもなり、動くことが大切になっていきます。辛いけど頑張って動くしかない状態です。

痛みも体力も日に日に回復していきました。

手術後4日目に退院となりました。退院時にはゆっくりと歩ける状態にまで回復していました。

入院費用

問題の入院費用になります。

私は以前の記事にも書きましたが、私達夫婦は民間の医療保険に加入していません。

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今回の入院は2月6日から11日までの6日間となりました。

入院費用は全て合計で

62990円でした。

高額医療適応となり、57600円。食事が10食分で5390円となり、合計62990円です。

保険給付額合計は914330円となっていました。高額医療制度、ありがたいです。

そこに追加で、入院中に使用していた寝衣やタオル、歯ブラシ、ティッシュ、コップなどをレンタル、購入できるセットを頼んでおり、それが1日490円でした。手数料を合わせ3384円の請求が後日きました。

まとめ

とりあえず無事に手術が終わり、一安心です。そして、保険で手術がうけることができ、よかったです。

予防的手術を受け、卵巣、子宮に関しては癌になるリスクがなくなったことは安心します。

今後も乳癌等、癌リスクが高い状態は変わりなく、今後も検査を受けながら早期発見を目指し、生きていきたいです。

遺伝子は一生つきあっていかないといけないですが、とりあえず手術が終わり一段落という感じです。

健康に気を付けて、生活していきます。

この情報が、誰かの少しでも役にたてば、嬉しいです。

 

 

 

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