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【2世帯住宅のテレビ特集】同居中のパート主婦が教える二世帯住宅のデメリット

同居のお話
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令和5年12月25日、BSテレビ東京の「マネーのまなび」という番組で二世帯住宅の特集がありました。

二世帯住宅を取り上げているテレビ番組自体が珍しかったので視聴しました。

私は夫の実家を増築して、二世帯住宅で暮らしています。

二世帯住宅の間取りとしては、お風呂を共用部分とし、玄関も一つだけの一部共用型住宅です。

勝手口は各世帯の部屋にあります。

番組には二世帯住宅に住んでらっしゃるご家族が出演され、二世帯住宅でくらすメリットデメリットを話されていました。

この記事では、実際に二世帯住宅で義両親とくらすパート主婦が番組を見た感想、考察を書いています。

二世帯住宅での暮らしや、親世帯との同居を考えてみえる方の参考になればと思います。

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二世帯住宅は親世帯からの援助が受けやすいけど高額。

二世帯住宅を新築する場合、単世帯住宅と比べ、高額になりやすいです。

親世帯からの援助が受けやすいと番組でも紹介されていました。

二世帯住宅にはもちろん親世帯(じーじばーば世帯)も住みますので、住宅費の半分は親世帯が!なんてことにもなりやすいわけです。

その家を建てる土地に関して考えても、新たに土地を買って建てるより、親世帯が所有する既存の家を建て直す方が多いそうです。

この場合、土地代は不要です。

土地代がかからず、住宅費まで半分援助してもらえるのなら金銭的には合理的!と二世帯住宅をお考えの方もみえると思いますが、そもそもその住宅費が高額になりやすいということが二世帯住宅の特徴でもあります。

二世帯住宅のタイプにもよるのですが、親世帯と子世帯が完全に独立した生活を営むことができる構造の二世帯住宅の場合、キッチン、浴室、トイレなどの水場が全て独立して設けられていなければなりません。

水場は給水、排水の配管はもちろん、設備費も高額です。各メーカーのハイエンドモデルのキッチンだと1000万円を超えるモデルまであります。

ハイエンドモデルの設備を入れずとも生活に必要な設備を全て2セット入れるわけですから高くなるのも頷けます。

番組の中では二世帯住宅を建てる場合に利用できる住宅ローンについても特集されていました。

特徴としては親世帯と子世帯が分割してローンを組めるところにありました。

その方法が

「親子ペアローン」

「親子リレーローン」

です。

二世帯住宅の場合、住宅費が大きくなり、子世帯のみでのローンが組めない場合が多いようで、親子でローンを組むことができます。

例えば住宅ローンの合計が5000万円の場合、

親子ペアローンは親世帯と子世帯がそれぞれ2000万と3000万円など、分け合って組むことができます。

親子ペアローンの場合、住宅ローン控除はそれぞれの世帯で利用することができます。

親子リレーローンとは、まず親世帯が(子世帯からでもオッケーです。)3000万円返済をスタートし、3000万円の返済が終われば次は子世帯が残りの2000万円を返済するというものです。

こちらは返済中の世帯のみ住宅ローン控除を利用できますが、返済していない世帯は資金を貯めたり、準備する時間的猶予ができるわけです。

もちろん単世帯で全てのローンを背負うこともできますが、以上のような親子で分け合うローンを使用する必要があるほど住宅費が高額になりやすいということも大きな特徴です。

二世帯住宅にはデメリットがない!?

番組の中では、実際に二世帯住宅を建て、二世帯で生活しているご家族が出演されていました。

そのお宅は2階建てで、2階部分が子世帯4人暮らし。1階部分が親世帯1人暮らしでした。

インタビューでは子世帯の夫婦が質問を受けており、二世帯住宅のメリットを聞かれていました。

子世帯の子ども(孫)を育てる上で助けてもらえることや、一人暮らしの親世帯を見守ることができ、存在、気配をちゃんと感じることができることなど、メリットが次々に話されていました。

続いてデメリットを聞かれると、

「………。何かある?ないんじゃない?」

とのこと。

そんなわけあるか。

と言いたいところなのですが、ここは建設的に、番組の代わりに私がデメリットの一部をご紹介したいと思います。

デメリット①親世帯の存在を感じる。

まずデメリット①は番組内で出たメリットの裏返しでもあります。

存在はどういう場面に感じるか、物音や声です。

親世帯の健康っぷりを確認できるのは良いのですが、過剰に存在を感じます。

義両親に対して少しでも気を使う、ストレスを感じる方には向かない住宅です。

デメリット②子育てに関する親世帯の干渉

デメリット②に関して、二世帯住宅の子世帯に子どもがいる場合、子どもは平気で親世帯の部屋へ遊びに行きます。

これだけなら悪いことではないのですが、普段子どもの世話をしていない義母などがパッと顔を出した孫をよしよししているところ、私たち子世帯のパパやママが子どもを寝かしつけるために呼び戻しに来たとします。

「長男!早くねるよ!歯磨くよ!」

「早く!テレビなんてみてないで!」

なんて叫びます。

すると義母なんかは

義母
義母

そんな言い方せんでもえーやん。ちょっと時間たったらそっちへ勝手に戻るやろ!

なんて無責任な一言。

せめて黙ってて!

なんて思ってしまいます。

私は、子に言っているわけで、あなたに話しかけてません!

日頃子どもの世話を頼んでいるわけではないのに、先輩ママ的な対応をしてきます。

義母
義母

私は子育てしてきてるんやからわかってる!

が義母の名セリフです。

子育てしていたとは思えない言動ばかりなんですけどね。

もちろん、黙って見守ることができる義両親なら一部共有型二世帯住宅でもストレスフリーに暮らせるでしょう。

デメリット③経済的支援による時折のマウンティング(義母)

デメリット③もメリットの裏返しです。

親世帯が多めに住宅費を支払う場合、義両親の人間性が大事になってきます。

例えば

義母
義母

文句言うなら金払え

何か口論になるたびにこんなセリフを繰り返す義母なら生活はどうでしょうか。

たまりませんよね。

これは実際私の夫が義母に言われたセリフです。

付け加えると、義母は無職です。義父の収入で扶養されています。

「夫のお金は私のお金タイプ」です。

義母いわくもう二度と働きたくないそうです。

女性の平均寿命まであと約25年。ヒモばあさんを貫くようです。

二世帯住宅は子世帯もですが、親世帯の人間性もかなり重要です。

何も口出しせず、孫と遊びながらニコニコしている親世帯なら、巨額の住宅ローンを背負っても、穏やかな毎日になるでしょう。

二世帯住宅に向いている家族構成って??

二世帯住宅で同居を穏やかにできる家族構成で無敵だなと思うのは、娘親との同居です。

二世帯住宅でデメリットがないと言っているのはほとんどがサザエさんファミリーのような組み合わせです。

父母と娘、その娘の夫と、それらの子といった構成だと陰湿な揉め事が起きにくいです。

義母と嫁の仲ってどうしてこんなにも非合理的な関係なのでしょうか。

身近の同居組で夫の両親との同居でうまく続いている世帯はありません。

二世帯住宅を新築してしまうと、そこに巨額のローンがついてきます。

私がそうだったのですが、二世帯住宅を建てるつもりでいる人は、新築する前に同居をスタートすることをおすすめします。

親世帯の人間性がわかりますし、子世帯の人間性を理解することも必要です。

そこで人間性が合わなければ二世帯住宅を新築する前にキャンセルできます。

住宅ローンがない人生には金銭的自由がありますから。

夫の両親と同居していると言うと、決まって軽く引かれます。笑

「大丈夫?よくやってるね。考えられない。」

などと。

娘親との同居となると、夫はアウェイになるわけですが、あまり気にしない夫が多いようです。

義両親の前で気を使わずリラックスできる夫だと、二世帯住宅でもうまく生活できるようです。

うちはどうあがいても夫の両親との同居。しかも一部共有型二世帯住宅です。

住宅ローンがないのが唯一の救いですね。

二世帯住宅はその構造から立派な建物に見えますし、そこに憧れる人もいるでしょう。

そもそも今回の番組で二世帯住宅は経済的に合理的と言われていました。

しかし、新築するということは紛れもない不動産投資なんです。

ローンを組むような巨額の資金を投じて建物を建て、有事の際は売却も選択肢に入ります。リセールバリューを考えて二世帯住宅を建てる人は少ないのではないでしょうか。

親世帯とずっとひとつ屋根の下で暮らせるのか。

その生活に巨額の投資をしても平穏な心でいられるのか。

二世帯住宅を建てようとされている方はぜひ!よーく考えて決断をしていただきたいです。

過去の自分の選択を後悔する日がないわけではありませんが、この自分の経験が誰かの一助になってほしいです。

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