こんにちは。資産運用、お金に関する記事です。
この記事はこんな方におすすめです。
・資産運用をしたい方、興味がある方
・資産運用をしているけど、いろんな人の資産運用をのぞいてみたい方。
・資産運用方法を模索している方。
私たち夫婦が投資しているインデックスファンドは
「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」です。
今回はなぜこのファンドを選んでいるのか書いていきたいと思います。
本から学んだインデックスファンド
インデックス投資を始める際に、最初に読んだ本は経済評論家の山崎元さんと、大橋弘祐さんが書かれた
「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください。」
です。
これはとてもわかりやすく、簡単に書かれていました。この本の中には具体的な商品名もありましたので、それを一個一個調べていきました。
この時、資産運用はすでに始めており、個別株式投資と投資信託を保有していました。
しかし、個別株式投資では泣かず飛ばずの成績。
含み益は膨らんでも、それは偶然株価が上昇した一部銘柄のおかげであり、株式の勉強に励んでいるわけでもありませんでした。
その銘柄を売却したところで、私たちのポートフォリオには次に利益を出してくれる高騰銘柄は無く、含み損が残り、戦略的ポートフォリオを組むことはできませんでした。
偶然利益が出てくれているって感じでした。
勉強をしたくないわけではないのですが、株式の勉強をする時間が有れば、夫は釣りに行ったり、バイクに乗ったり、家族でお出かけしたりしたかったとのことです。
時間を楽しい時間に当てたいと思うのは誰もが同じ気持ちだと思います。時間を「お金を増やすため」に使うのではなく、「自分のため」に使いたいですもんね。
当時保有していた投資信託は、グローバルフィンテック関連のファンドです。
インターネットテクノロジーと金融が合体した「フィンテック」関連の企業に投資するファンドです。
当時は2017年、仮想通貨が流行しており、フィンテック関連の投資信託もすごく人気でした。
このブームにあやかろうとして購入したアクティブファンドです。
こちらも少し利益が出ていました。基本はほったらかしでいいですし。
しかし、どんどん資金を投入して積み立てるわけでもないため、たまにガクッと基準価額が下がっても買い増しするわけでもなく、基準価額が戻るのを待っていただけでした。
国内株式への投資がメインだったため、ファンドに回すお金はありませんでした。
このフィンテック関連ファンドの、ランニングコストである信託報酬費用は運用資産の1%ちょっとです。
下げ相場の時、この手数料がドンっと効きます。
やはりコストが高いアクティブファンドは相当底が高いファンドでない限り利益が出にくいと実感しました。
後にインデックスファンドに出会ったことで、これらフィンテック関連ファンドは売却しました。
債券?株式?国際?国内?私たちが選んだのは!
上記の本を読む前に私たち夫婦の頭にあったのは、投資といえば国内株式と日本国債でした。
外国の株式が買えるってことも知りませんでした。夫は知っていたのかもしれませんが、とても投資に至る知識はありませんでした。
ですからインデックスファンドがいくら低コストで優良と思っても世界中の株式に投資をしようなんて思ってませんでした。
しかし、資本主義社会が牽引する、豊かになりたいという人々の想いを信じて、国際株式に手を出すことを決めました。
本を読めば読むほど、まだ30代に入ってまもない私たちには、資産形成に十分な時間があり、すぐには使うことのない貯蓄額も少しありましたので、そこまで勇気を振り絞るってことはありませんでした。
国際株式はむしろもっと早く知りたかった分野です。
世界中の株式市場は30年以上や50年以上といった長い歴史で見ると、右肩上がりであり、今も成長を続けています。
長期でリターンを見てみると年利にして約6〜8%といった数字が計算できます。とても魅力的ですよね。
中でも米国の成長は絶好調であり、ニューヨークダウ平均株価は今年も歴代最高を記録しています。
この成長の原動力は、人々の豊かになりたいという想いです。
私も同感で、豊かに、幸せになりたいと思っています。
ニューヨークダウやS&P500、MSCIオールカントリーワールドインデックスといった指数(インデックス)に連動した投資信託があり、パッシブに運用をすることからコストも抑えられているなら、これに投資しない選択肢はないと判断しました!
国際債券はどうなのか。
国際株式よりリスクが少ないけど、国内株式よりも不安定なのでは?という印象でした。
今でも国際債券には投資していません。
今は国際債券に投資するお金があるとしたら、全世界株式ファンドを買い増ししたいなぁと思っています。
リスクとリターンのバランスが不安定で中途半端だと思っています。
なぜそのファンド?
私たちが保有、投資しているインデックスファンドは
「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」
です。なぜこのファンドを選んでいるのか説明します。
eMAXIS Slimは三菱UFJ国際投信の商品シリーズです。
インデックスファンドがたくさんラインナップされているのですが、1番の魅力が、eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストを追求しているシリーズであることです。
インデックスファンドを選ぶ上で低コストであることはとても大切です。
ランニングコストである信託報酬率が1%かかるものだと、長期運用するとその1%がとても大きなコストとなるからです。
eMAXIS Slimシリーズは今も成長中です。
というのは、純資産総額が増えることで、そのご褒美や感謝のように信託報酬率を下げてくれるんです。
私たち夫婦が保有するファンドでは、純資産総額が500億円を超えたときに、信託報酬率が0.132から0.1144に引き下げられました!
インデックスファンドとして素晴らしい魅力だと思います。
この低コストを追求するというコンセプトこそ、eMAXIS Slimシリーズを選んだ理由です。
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)が連動を目指す指数はMSCIオールカントリーワールドインデックスです。
これは先進国23カ国と新興国26カ国の計49カ国の大型株と中型株で構成される株価指数です。
実は初めて買ったインデックスファンドは新興国株式インデックスファンドでした。
これほ夫が新興国がもつ可能性に期待したからです。しかしその後選択の仕方がまずかったと思いました。
それはインデックスファンドとはパッシブ運用。
アクティブに運用され、少しでも高いリターンを目指すものではありません。しかし、夫が新興国株式ファンドを購入した時の想いは、
「新興国の爆発力に魅力を感じたから。」
でした。これってアクティブ運用の思考ではないかと夫は考え直しました。
全世界株式インデックスファンドの魅力は世界のどの国々が輝いても、どの国々が危機に面しても、インデックスから大きく乖離することなく、資産を形成できること。
世界中の人々と、豊かになりたいという気持ちを一つにすることです。
先進国にも新興国にも投資することの大事さを理解し、上記ファンドに行きつきました。
米国集中投資でも良いのでは?
ダウ平均株価もS&P500も絶好調です。これはどちらも米国の株価指数です。
全世界株式ファンドに投資する上で議論されるのが米国集中投資で良いのでは?と言う問題です。
うちは米国集中投資ではなく、全世界株式ファンドと決めています。
その理由は、今後もずっと米国が世界を牽引し、株価最高値を続けるとは限らず、確実に資産形成できるのは、49カ国どの国が輝いても一緒に喜ぶことができる全世界株式ファンドだと思うからです。
現に問題となっている、米国政府の債務不履行問題。
これが現実に起こればとんでもない事態となります。
私が保有しているファンドのポートフォリオは60%が米国の株式です。
暴落することになれば私のファンドも値下がり間違いなしです。
しかし、49カ国の株式には、そんな大恐慌から力強く上昇する銘柄が出てくることが考えられます。
「今だけ」米国集中投資のポジションをとることもしません。
短期でより高いリターンを求めていく、アクティブ運用思考になると考えているからです。
全世界株式ファンドをコツコツ積み立て、強力なバイ&ホールド作戦です。
なぜ日本株式を除くのか。
ポートフォリオから日本の株式を除くインデックスファンドを積み立てています。なぜ日本株を除いたものに投資しているのか。
消極的な理由としては、日本の少子高齢化と人口減少に恐れています。
未来はそんなに明るくないのではといった思いがあるのです。
しかし、子供のジュニアNISA口座では
「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー」
を購入しています。これは子供が輝く未来。今よりも日本が豊かになってもらっていないと困る!という矛盾した想いからです。
人口減少はマイナス因子ではありますが、株式市場の成長をマイナスに動かす影響ではなく、むしろ人口減少、少子高齢化を着火剤に株式市場も成長していくのではないかとも考えています。
日本を除いている積極的な理由としては、個別株式投資も完全引退するのではなく、少しは夫が続けたいと思っているからです。
ポートフォリオの割合を大きくし過ぎず、国内株式への投資は自分でやりたいからっていうことです。
今後を期待して
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)の10月10日現在の基準価額は15698円です。
まさに右肩上がり。
ステイホーム期間で若年層の資産運用割合が上がったそうで、資金が順当に流れているところに、世界各国の経済活動再開が重なっている状況。
インデックスから大きく乖離することなく、順調に運用されることを期待しています。
このファンドは純資産総額が1000億円を超えると、もう一段階、信託報酬費用が下げてもらえます。
これはまさにとことん低コストを追求するeMAXIS Slimシリーズの魅力です。あと100億ちょっとです!
良いファンドに巡り会えたと思っています。
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