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娘が自転車で他人の車に突撃!個人賠償責任保険を付帯した理由

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2023年1月某日、予期せぬことが発生しました。

先日、次女が乗れるようになったばかりの自転車で下り坂に突入し、制止を呼びかける私には気を留めず視界からフェードアウト…発見した時には駐車してあった他人の車に突撃しておりました。

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次女と長男を散歩がてら自転車の練習へ

お正月の風が気持ちよく、太陽丸出しの晴天でした。運動不足も相まって、6歳の次女と2歳の長男を連れて散歩に出かけました。近所は正月明けということもあり、ものすごく静か。車も少なく絶好の散歩日和です。

次女が自転車に乗りたいというので、長男を姉譲りのまっピンクのキックバイクにまたがらせ、出発です。

夏ごろに自転車に乗れるようになった次女は思い出すかのようにスムーズに乗れています。走り出しだけ持ってあげなくてはいけなかったはずなのに、自力で走り出せるようになっています。こどもってやっぱすごい!

一度走り出しをマスターすると嬉しさでちょいちょい私たちを置いて行ってしまうようになりました。こちらも注意、警戒していたのですが、キックバイクに乗れるようになった長男も嬉しいのか乗りっぱなし。次女と離れてしまい、焦ります。しかし長男からは目が離せません。次女には声で制止を呼びかけますが没頭しています。

やばい!と思った矢先

長男から目が離せないまま次女がコーナーを曲がり、ついに私の視界からフェードアウトです。

「やばい!」

長男を担ぎ上げ

「次女ー!止まってー!」

と叫びながら走りました。

コーナーを曲がり切って見えてきた光景は…

駐車された他人の車の後部で、倒れている次女の自転車

大泣きしながらこちらに全力疾走してくる次女の姿です。

「けがはないのかな?」

「うん…あの車に当たった。」

「そうかあ、けががなくてよかった。」

血の気が引きました。もし走行している車がいたらと思うとぞっとします。

猛省です。

目を離してしまったことが失態です。子育ての鉄則なのに…

不幸中の幸いで次女は無傷でした。ひとまず一安心。

しかし、これは列記とした交通事故です。(涙)

車が駐車してあったお家を尋ね、こどもが自転車で接触してしまったことを伝え、傷やへこみを確認してもらいました。出てきてくれたのは大柄の20~30代男性。

「そうですか。」

と感情的になられることなく冷静に車を見てくれました。

やっぱりあった傷

「あー、ここですね。」

「申し訳ありません。修理させてください。」

「うーん、板金に頼まなくちゃいけないかなー。」

「いつも使われている車屋さんがもしあれば、代金はもちろん払わせてください。」

と、冷静なやり取りでしたが、こちらは心臓バクバクです。

板金修理となればバンパーを取り外しての一面塗装、数十万円か…

でも私の責任です。しかたありません。ここは誠意をもって謝罪に集中です。

あと次女の心のケアにも気を付けました。

こんなことでトラウマになってほしくない。

謝るときはしっかり謝らなければならないことも見せたいし。

「大丈夫だよ。」

と小声で安心させ、これから警察が来るのを待つことを考えると寒すぎるため、迎えをお願いして、次女と長男を連れて帰ってもらいました。

警察に連絡を終え、そうこうしていると、車の持ち主さんが車をワックスで擦っています。

「ちょっと残ったけど、まあ修理出すまでもないよ。」

と優しい一言

「申し訳ありません。やはり修理に出された方が。」

「いや。いいわ。子供さんもケガなかったし。」

安心で涙が出そうになりました。感謝と謝罪の気持ちを存分に伝えさせてもらい、帰宅しました。

その日のうちにお詫びの品を持参し、再度正式に謝罪させてもらい、笑顔で返事をいただくことができました。

やはり必要?個人賠償責任保険

今回、車の持ち主さんのご厚意により示談となり、数十万円の損害賠償を負担することはありませんでした。しかし、育児をしているとなると、やはり家から一歩でればリスクだらけなんだと実感しました。私が目をそらしたことが原因ですが、これから先こどもの機動力はどんどん上がります。

自転車で町中走り回ることにもなりますし、中学校や高校はもしかすると自転車通学です。

数年前、住んでいる地域の隣の市で、通学途中の中学生が自転車で坂を下っていたところ、高齢男性と接触し、高齢男性が意識不明となる事故が発生しました。

過去の判例をみると、似た状況の場合、数千万円~億単位の損害賠償請求がなされています。

今回の私の事故は高くみて数十万円ですが、もしこれが車ではなく、歩行者と接触し、歩行者が転倒、頭部を激しく打撲したとしたら、個人賠償責任保険に加入していない私の場合、自己破産申請するしかありません。親族にも迷惑がかかってしまいます。

これは何としても避けなければいけないリスクです。

こういった現金で備えることができない大きさのリスクには保険が力を発揮します。

うちは家計の整理が夫により行き届いているため、不要だと思う保険は一切加入していません。ですから事故が発生した直後も個人賠償責任保険に入っていないことがすぐにわかっていました。そのせいで心臓がバクバクだったわけです。

個人賠償責任保険に加入していれば、これから先も子どもがらみで事故が起こった際、金銭面の負担はある程度安心して、謝罪や交渉に集中できるはず。

早速、夫と相談しました。

ついに加入。補償内容は?保険料は?

検討の結果、すぐに加入しました。

補償額は無制限で、子どもが自転車でケガをさせた場合や、お店の商品を破損させた場合などが補償されます。

気になる保険料は、年間920円でした。

こんなに安いんですね。

私が加入したのは、愛車を契約している、おとなの自動車保険です。

車の保険の特約として追加契約しました。

これが一番迅速に、スムーズに契約できると判断したためです。

ですから保険料を複数社比較したわけではありません。

もっと安いところがあるかもしれませんが、十分安いので不満がありませんでした。

これからも自動車の保険に付帯しておくことを決めておけば、もしもの際に、どの契約だったっけと戸惑う必要もないでしょう。

まとめ

田舎の子育てはのびのびできすぎる分、適切な賠償、謝罪を求められる現代社会では、親の背負う隠れたリスクが大きくなっているのかもしれません。

きっと私たちの親世代は、子どもが自転車に乗れるようになったからといって個人賠償責任保険に加入していた世帯は少ないのではないでしょうか。

田舎暮らしと子育てはやはり相性抜群です。ついつい子どもから目を離し、ママ友トークに没頭している親も都会よりは多いと思っています。(今回私もそうですすみません)

子どもがのびのび、遊びまくれる田舎だからこそ、大きなリスクに備え、子どもと一緒に楽しく生活するためのお守りとして、今回の保険契約は保険料を支払う価値があると判断できました。

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