UA-200605299-1

【義両親との同居って経済的に有利!?】10年以上義両親と同居中の嫁が実体験から検証する

同居のお話
スポンサーリンク

田舎で夫の両親と義両親と同居を始めて10年以上経過がしています。

専門ブログを書いていますが、同居を決意したことを後悔していないと言えば嘘になります。

精神的ストレスを感じることは数知れず、不快な生活臭もスルーしながら同居生活しているからには、何か非同居世帯にはないメリットはないのだろうかとよく考えます。

デメリットしかないのなら夫側義両親と同居など撲滅するでしょう。

正直に言いますと、義父母との同居はデメリットの方が多くなるのではないかと思っています。

私たち夫婦の普段感じている、その貴重なメリットをブログに書いておくことで、なにか大切な人生の判断に役立ててくれる人がいたら嬉しく思います。

今回のテーマは「同居は経済的メリットがある」ということです。

逆に義父母を支援するために同居しているご家庭もあり、大変恐縮するところではありますが、この記事を見た、金銭的に悩まれている方が人生の選択をするうえで、参考になればという思いをこめ、義父母が金銭的に余力がある想定で書いています。

スポンサーリンク

yumeyome夫婦の同居スタイルは?

うちの同居スタイルは、夫側の義父母と半二世帯住宅で生活しています。

義父はまだ現役の会社員(普通は定年退職する年齢ですが)です。

義母は10数年前から仕事を辞め、専業主婦です。

夫は会社員で私はパート主婦。

子どもは女の子2人と男の子1人、娘二人は小学校。息子は幼児です。

子どもができるまでは夫婦で賃貸アパートにいましたが、長女ができたため、満を持して夫の実家に入り、同居がスタートしました。ちなみに賃貸アパートは、1LDKで駐車場2台分、共益費込みで家賃が月額64000円程でした。

最寄りの駅までは自転車圏内。徒歩でスーパーマーケットに行けるような今となっては利便性の高い所に住んでいました。

長女を妊娠中に夫の実家を増築させてもらい、二世帯住宅(風呂だけ共有のため半二世帯住宅か?)にしました。この建築費は私たち夫婦が負担しています。

我が家の住居費

我が家は平成十数年頃に義父が建てた住宅で、その建築費は約3000万円です。

二世帯住宅は夫の考えであり、二世帯住宅化なしでの同居(完全同居)はさすがに当時でも抵抗感がありました。

義父母からは敷地内に一件新築したらどうだと提案されました。

夫はその案を考えたのですが、

実家の土地の値段は二束三文、これからも下がり続けるし、地元住民は減り続けるだろう。新築一戸建ては経済的デメリットが大きい。

という結論でした。

新築してしまえば巨額の住宅ローンを背負い、さらに義父母が亡くなった後に2件の住居を世話しなければならないことも考えました。どう考えても将来私たち夫婦に負担がかかってくる。子どもには住む場所は好きに選ばせてあげたいし、今住んでいる場所を選択することは可能性として低いでしょう。将来の私たちへの負担を少しでも軽いものにしたいし、それまでに金融資産というタフネスも作り上げておきたい。そこで出した夫の答えは、

新築は不要。生活に必要十分な増築のみとしよう。

といったものでした。

子どもができたら同居開始と決めていたため、妊娠が分かってから既存の母屋を建ててくれた地元の工務店に相談しました。

当初私たち夫婦世帯が増築部分に入って暮らす予定でしたが、義父から

「どうせお前たちが家を継いでいくんだから、増築部分には俺たちが入る。お前たちは母屋に入りなさい。」

と言ってもらえたため、増築スペースは「隠居部屋」がコンセプトとなりました。

増築のスペースは、古くなった納屋を取り壊して確保しました。その床面積は約10坪です。

既存の住宅と廊下で繋がるそのスペースに、トイレ、洗面所、1LDK賃貸アパート級のキッチン、建具で仕切り可能の寝室を確保しました。

計画段階で義父からシャワー室の提案もありましたが、夫が検討した結果、

「浴槽は既存のお風呂を使うのであれば、そのシャワー室はいわば贅沢品であり、かつ既存の風呂ばかり使用して、シャワー室はおそらく夏場程度しか使用しないだろうから却下。」

となりました。

外壁は既存の住宅と同じものを使いました。

この増築にかかった費用は約800万円でした。

義父がこだわりの設備を入れるよう強く要望したため、義父のこだわり設備による費用のみ義父負担となりました。

単世帯が住居を確保しようとすると800万円ではなかなか一戸建ては確保できません。

この住居費の低価格さは、義父母との同居による最大のメリットだと思っています。

いくら敷地内でも、別棟を新築してしまえば、たとえ同じ面積でも800万円では収まらないでしょう。

同居の光熱費

電気代、ガス代、水道代を折半または負担してもらう事が可能であることも、同居のメリットです。

我が家の場合、

令和5年現在、国際的な燃料費高騰により光熱費も高騰しており、オール電化住宅の我が家も令和5年1月と2月の電気代におったまげでした。

1月が74000円、2月が65000円。

驚愕です。私がパートを始めたこともあり、使用電力量は前年比-30%を達成しました。

しかし電気代がまさかの前年比2万円アップ。

使用電力を大幅に減らすことができたのに、支払いは大幅アップです。もうどうしようもありません。

この電力量には義父の趣味で設置した「蓄熱暖房機」なるものが含まれています。

この機器はドイツメーカーの暖房機器であり、寒冷地用の24時間暖房です。夜間電力を耐熱レンガに蓄熱し、昼間はそのレンガの熱で温かさをキープしてくれます。

夜間電力を使用し、昼間も温かいのは良いのですが、蓄熱に使用する夜間電力量が半端ない。寒くなってきてこれを使用し始めると一気に万単位で電気代が上がるんです。例年だとこの機器だけで月々2万円かかっていました。

それだけでなく、義父母の部屋の広さに対し、この暖房機だけでは寒く、時にはエアコンまたは電気ヒーターを併用します。この暖房機のどこがエコなのか、もはやわかりません。

しかし、この暖房機の電気代はしっかり義父が負担してくれています。

「これは俺の趣味だから。」

とのこと。

だから文句をいう筋合いは私たち夫婦にはないのです。

この暖房機分以外の電気代も折半してくれています。

水道代も折半しています。

これは生計を一にしている人数が多ければ、その分高額になってしまいますので、折半してもらっているということは、子ども含む5人で生活している私たち世帯の負担は減らせてもらっていることになります。

光熱費を折半してもらうことができるのは、義父母の生活状況に大きく影響します。

義父にまだ給与所得があることも大きいです。

核家族が一般的ですが、住居費と合わせ、この恩恵を目当てに「同居」を考えても良いのではないかと思います。

お金が全てではありませんが、生活するうえで欠かせない道具であることは間違いありません。

うちは田舎だからか、ママ友でも二世帯住宅や敷地内別宅で義父母や両親と同居している家庭がちらほらあります。

だいたいのご家庭が光熱費を折半もしくはサポートしてもらっているようです。

(中にはサポートする側のご家庭もあるはずですが)

光熱費を折半すると、基本使用料が節約できます。

電気代も水道代も基本使用料がかかります。

少し前ならオール電化住宅の電気代は、各種割引が併用され、実質無料だったのですが(使用状況にもよる)この2年ほどでほとんどの割引が改悪され、負担を余儀なくされています。

そんな状況でも電気代の請求を一にすることで基本使用料も折半できます。電気も水道も使用量が増えるから、基本使用料も比例して上がり、逆に高くなるという場合もありますが、シンプルに考えて合理的です。

二世帯住宅で、各世帯別に請求してもらうことも可能とのことですが、その場合、契約プランに注意が必要です。

義父母世代は、オール電化住宅が出てきてまもなく新築をしたため、今はもうできないプランで契約している場合があり、そのプランは往々にして安い、お得なプランである場合があります。うちもそうで、請求先を分けて、私たち世帯が新契約をする場合、義父母と同じプランでは契約することができません。

そんな名プランの恩恵を享受できるのも同居メリットかと考えます。

 

長くなってきたため、今回はここまでにします。次の記事に続きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました